Crieitに掲載していた記事をこちらのサイトに移動しました

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お知らせ

Crieit - プログラマー、クリエイターが何でも気軽に書けるコミュニティ(クリエイト)という技術ブログプラットフォームがありました。 私もいくつかの記事を掲載していたのですが、昨日付で Crieitを閉鎖します - Crieit という発表があったことに気づいたため、Crieitに掲載していた記事をこちらのサイトに移動しました。

移動した記事は以下の6つです。

6つの中で3つがgRPC関係ですね。あの頃(2年半前)は結構gRPC関係を追っていたのを思い出して懐かしいです。

移行作業は手作業によるコピペです。見出しレベルの調整とYAMLフロントマターの指定が少し面倒でした。

思い出話

CrieitはいわゆるQiitaクローンとして生まれてきたものです。あの頃(リリース告知の ポエムでも何でも書けるQiitaの様なサービスを作った #Laravel - Qiita によれば2018年)は「Qiitaにポエムを書いていいか否か」の学級会が盛んだったため、そういう議論から自由に好き勝手書ける場所を提供するとしてリリースされた、というのが文脈です。

他にもQiitaクローンはあったのですが、このサービスには「記事にカノニカルURLを指定できる」という他にない特長がありました。要するに、自分のブログとCrieitに記事をマルチポストして、Google等の検索のインデックスは自分のブログのほうに向けるといった芸当ができる訳です。つまるところ、情報はあくまで自分の管理下のサイトに置いておき、宣伝だけを人のいそうなところでできる都合のいい場所として使えるのです(ブログアンテナに近い)。

そういった思想に共感したために私はCrieitを使い始めたのですが、使っていて感じたのは、コンセプトに違わずやはり全体的な記事の質が低いということです(当然自分のものも含めて)。暴言のようですが、そうではなくてこれがとても心地よかったのです。濁流の中であれば人の目を気にせず何でも放流できるというか、ファーストペンギンが周りにたくさんいてくれるというか、つまり記事を書く心理的障壁がかなり低くなったのでした。そういう雑に書いたものであってもどこかの人には必要な情報かもしれない、という温度感がちょうどよかったのです。余談ですが、似たような「なんでも書いていい感」を醸し出しているブログプラットフォームとして DLチャンネル があり、こちらも大好きです。

そういう事情もあり、最初は自ブログ(今この文章を載せているサイト)の記事のマルチポストに使うつもりで始めたのにも関わらず、Crieitにのみ書く記事が増えていきました(最終的にマルチポストが2記事で、Crieitのみの記事が6記事になっていた)。ハードルを低くすることの価値を感じられます。

というわけで、断続的ながら3年間使い続けるほどには好きなサイトでした。作者のだらさんには感謝しています。ありがとうございました!



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